家庭用EV充電器の種類と選び方 –快適なEVライフのために

電気自動車(EV)の普及が進む中、家庭での充電が重要なポイントになっています。自宅での充電は手軽で便利ですが、適切なEV充電器を選ぶことが必要です。この記事では、家庭用EV充電器の種類や特徴について解説し、どの充電器が自分の家庭に最適かを判断するためのポイントを紹介します。

1. 家庭用EV充電器の基本的な種類

EV充電器には大きく分けて「普通充電器」と「急速充電器」の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1-1. 普通充電器(AC充電器)

普通充電器は、一般家庭用の100Vまたは200Vのコンセントを使ってEVを充電するタイプです。充電速度は比較的ゆっくりですが、毎日自宅で充電できる環境が整っている場合には十分な性能を発揮します。自動車に付属されているケーブルにも100V専用・200V専用がございますので、購入の際にはディーラーにてご確認ください。

  • 100V充電: 一般家庭に多く見られる100Vコンセントを使った充電方法。充電時間は非常に長く、完全充電には数十時間を要する場合があります。あくまで緊急時や短距離走行が多い場合に使われることが一般的です。
  • 200V充電: 専用の200Vコンセントを設置することで、充電速度が大幅に向上します。充電時間はおおよそ5~10時間程度で、夜間に充電して翌朝には完全充電が完了することが多いです。多くの家庭用EV充電器は、この200Vのものが主流となっており、EV-Bookingでもこちらをおススメしております。お客さまからの要望があれば、もちろん100Vを施工する場合もございます。

1-2. 急速充電器(DC充電器)

急速充電器は、商業施設や高速道路のサービスエリアで見かけることが多いタイプです。一般的に、家庭では設置されないことが多いですが、一部の高出力充電器を自宅に設置する例もあります。急速充電器は、短時間で80%程度の充電を行えるため、時間がない場合や長距離ドライブの前に素早く充電したい時に便利です。

ただし、設置には専用の高電圧設備が必要で、コストも高いため、一般家庭で導入するケースはほとんどありません。EV-Bookingでは、マンションや商業施設、病院などに補助金を活用して導入できるプランをご紹介しております。こちらからお問合せください。

2. 家庭用EV充電器を選ぶ際のポイント

家庭用EV充電器を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

2-1. 電力供給能力

家庭の電力供給能力を確認することが重要です。200Vの専用回路が必要な場合は、電気工事が必要となるため、事前にEV-BookingのEV工事プロと相談しましょう。充電器の出力が大きいほど、充電時間が短縮されますが、電力契約内容に応じた適切な選択が必要です。場合により電力契約の変更申請も必要な場合もございます。

2-2. 充電速度

充電にかかる時間は充電器の出力によって異なります。自宅で毎日充電する場合、夜間にゆっくり充電できる普通充電器が適しているでしょう。急速充電器は短時間で充電できますが、コストや設置場所の制限があるため、慎重に検討する必要があります。

2-3. 設置場所

家庭用EV充電器を設置する場所も重要です。車庫や駐車場など、EVを簡単に接続できる場所に設置する必要があります。また、屋外に設置する場合は防水仕様はもちろんですが、盗電の危険を考え、鍵付きの充電器を選ぶと安心です。

2-4. スマート機能の有無

最近のEV充電器には、スマートフォンで充電状況を確認できる「スマート機能」が搭載されているものもあります。充電のスケジュールを設定したり、電力使用量を管理できるため、効率的な充電が可能です。こうした機能を活用することで、電気代を節約しながら効率的に充電することができます。

3. 家庭用EV充電器の設置費用

充電器の価格や設置費用は、選ぶタイプや電気工事の内容によって異なります。一般的に、普通充電器の本体価格は様々ございますが、5千円~20万円程度と幅があります。設置費用の相場は一般的には10万円前後が目安ですが、EV-Bookingでは『コンセント込み!』で55,000円から施工可能です!

設置する際は、EVメーカーや電力会社が提供する補助金や助成金制度を活用すると、費用を抑えることができます。自治体によっては、設置費用の一部を補助してくれる場合もあるため、事前に調べておくことをおすすめします。

結論

自宅で快適にEVを充電するためには、家庭用EV充電器の選び方が重要です。充電速度や設置場所、コストなどを考慮し、自分のライフスタイルに合った充電器を選ぶことが必要です。また、政府の補助制度を活用しながら、効率的で経済的な充電環境を整えることで、EVライフをより快適に楽しむことができるでしょう。

にほんブログ村 車ブログ 電気自動車へ
目次